韓国料理は本当に辛いものばかり?実は辛くない料理もたくさんある
辛くない韓国料理を探すなら、ソルロンタンやカルビタン、醤油味のプルコギ、カルグクスなどが候補になります。一般的な味付けでは唐辛子を使わない料理もありますが、店やメニューによって薬味・タレの内容は違うため、注文前に確認すると安心です。
辛いものが苦手な人はもちろん、子どもと一緒に韓国へ行くと、「この店で食べられるものはあるかな」と気になることもあると思います。
以前、知人と韓国旅行をした時も子どもが一緒でした。大人だけなら、気にせず店に入れます。でも、子どもが食べられるものまで考えると、思った以上に店選びに迷いました。
その時に意外だったのは、韓国料理の辛さが料理ごとにかなり違うことでした。赤くて辛い料理の印象が強くても、選択肢はそれだけではありません。
ソルロンタンやカルビタンのようなスープ料理もありますし、プルコギやカルグクス、チャプチェなども辛くありません。
もちろん、ここに挙げるものがすべてではありません。ほかにも辛くない料理はいろいろありますが、今回は韓国でよく見かける代表的なものを中心に紹介します。
目次
辛くない料理なら、まずスープ系
辛くないものを探す時、比較的選びやすいのがスープ料理です。
ソルロンタンやコムタン、カルビタンなどは、いわゆる「赤くて辛い韓国料理」とはかなり印象が違います。
ソルロンタン(설렁탕)
牛骨や牛肉などを長時間煮込んだ、白いスープです。唐辛子の辛さは控えめなことが多く、韓国観光公社の料理紹介でも、塩やこしょう、刻みねぎを加えて食べる料理として説明されています。
唐辛子の辛さはほとんどありません。
店によってはかなり薄味で出てきて、塩やコショウ、ネギを自分で入れて食べます。
ご飯と一緒に食べることが多いので、朝ごはんにも合います。旅行中に辛い料理が続いて、「今日は少しあっさりしたものが食べたいな」という時にもいいと思います。
コムタン(곰탕)
コムタンも牛肉を煮込んだスープ料理です。
ソルロンタンと似ていますが、使う肉やスープの作り方は店によって違います。
こちらも基本的に辛くないので、辛いものを避けたい時には選びやすいです。

カルビタン(갈비탕)
カルビタンは、牛カルビを煮込んだスープ料理です。
大きめの肉が入っている店も多く、ご飯と一緒に食べるとかなりお腹いっぱいになります。
辛くないうえに肉もしっかり入っているので、軽いスープだけでは物足りない時にもいいと思います。

子どもと一緒ならサムゲタン(삼계탕)も
サムゲタンも辛くない韓国料理の一つです。
鶏の中にもち米やニンニク、高麗人参、ナツメなどを入れて煮込む料理です。韓国観光公社の紹介にも、若鶏を高麗人参やナツメ、もち米と煮込む料理として掲載されています。一般的なサムゲタンは唐辛子を使わないため辛さは控えめですが、店ごとの味付けは確認してください。
サムゲタンは鶏が丸ごと一羽入っているので、初めて見ると少し驚くかもしれません。
子どもと取り分けるなら、注文数を店に確認し、熱いスープを冷ましてから食べましょう。鶏には細い骨もあるので、大人が身をほぐして確認しておくと食べやすくなります。

辛くない肉料理もある
韓国に行ったら焼肉を食べたい、という人も多いと思います。
肉料理でも、辛くないものはあります。
プルコギ(불고기)
プルコギは、醤油をベースに砂糖やゴマ油、ニンニクなどを使って味付けした料理です。
全体的に甘めの味なので、唐辛子の辛さが苦手な人でも食べやすいと思います。
日本では「甘辛い味」と説明されることもありますが、唐辛子で口がヒリヒリするような辛さとは違います。

味付けカルビ(양념갈비)
味付けカルビも、醤油ベースの甘いタレを使ったものが多く、基本的には辛くありません。
ただ、肉と一緒に出てくるサムジャンには唐辛子が入っています。
辛いものが苦手なら、サムジャンを付けずにそのまま食べても十分おいしいです。
店によっては辛い味付けのカルビやプルコギもあるので、その点だけ少し注意した方がいいと思います。

麺ならカルグクス(칼국수)
麺が食べたい時は、カルグクスもあります。
小麦粉で作った平たい麺をスープで煮た料理で、鶏や煮干し、アサリなど、店によって味が違います。
普通のカルグクスなら辛くないものが多いです。
ただ、キムチカルグクスのような辛い種類もあります。
赤いスープのカルグクスもあるので、辛いものが苦手なら普通のカルグクスを選んだ方が安心です。

夏ならコングクス(콩국수)
夏に韓国へ行くなら、コングクスもあります。
豆をすり潰して作った冷たいスープに麺を入れた料理です。
唐辛子の辛さはなく、暑い日に食べるとさっぱりしています。
ただ、夏だけ出している店も多いので、季節によってはメニューにないこともあります。

チャプチェ(잡채)も辛くない
チャプチェは、春雨と野菜、肉などを炒めた料理です。
醤油やゴマ油を使った少し甘めの味付けで、基本的に辛くありません。
韓国では、おかずとして少しだけ出てくることもありますし、一品料理として食べることもあります。
味付けは比較的やさしいものが多いですが、店や具材によって異なります。子どもと分ける場合は、注文時に辛い調味料が入っているか尋ねると安心です。

キンパ(김밥)は中身を見て選ぶ
キンパも、普通のものなら辛くありません。
卵や野菜、牛肉などのキンパは候補になりますが、具材名だけで辛くないとは断定できません。青唐辛子や辛いソースが入っていないかも確認してください。
ただ、最近は本当に種類が増えました。
キムチ入りや辛い味付けのツナ、ブルダック系など、最初から辛く作られているものもあります。
特にコンビニではいろいろな種類が並んでいるので、買う前に商品名や具材を確認した方がいいです。

赤くないから辛くない、とは限らない
韓国料理を見ていると、つい色で辛さを判断したくなります。
確かに、真っ赤なスープや炒め物は辛いことが多いです。
でも、赤くないから大丈夫とは限りません。
白いスープにも、青唐辛子が入っていることがあります。また、料理自体は辛くなくても、付属のタレが辛い場合があります。
反対に、見た目は赤くても、それほど辛くない料理もあります。
確認するときは「이거 매워요?(イゴ メウォヨ?/これは辛いですか)」と聞けます。辛い薬味を別にできるか聞くなら「매운 양념은 따로 주세요(メウン ヤンニョムン ッタロ ジュセヨ/辛い薬味は別にしてください)」という言い方もあります。最初から辛く調理する料理は変更できないこともあります。
辛いものが苦手でも韓国料理は楽しめる
韓国料理というと、トッポッキやキムチチゲ、タッカルビのような赤くて辛い料理を思い浮かべる人も多いと思います。
私も子どもと一緒に韓国旅行をした時、辛くない料理を探してみて、「思っていたよりいろいろあるな」と感じました。
辛いものが苦手な人や子どもと一緒に韓国へ行く時は、こうした料理をいくつか知っておくだけでも、現地での食事選びが少し楽になります。
