韓国のバスの乗り方|ソウル市内バスの種類・料金・乗り換え方法

ソウルの一般的な市内バスは、前のドアから乗り、交通カードをタッチします。降りる停留所が近づいたらボタンを押し、後ろのドアから降ります。降車時のカードタッチは、地下鉄や別のバスに乗り換えるときに必要です。

ただ、初めて乗るときは、乗り場の場所や運賃の払い方、降りるタイミングなど、分からないこともあるでしょう。

この記事では、ソウルの市内バスを中心に、バスの種類や料金、乗り方、乗り換え割引の仕組みを紹介します。

目次
  1. ソウル市内バスの種類と色
  2. ソウル市内バスの料金
  3. バスに乗る前に準備しておきたいこと
  4. バスの乗り方と降り方
  5. ソウルの乗り換え割引の仕組み
  6. バスを利用するときの注意点
  7. まとめ

ソウル市内バスの種類と色

ソウルのバスは、路線の役割によって色が分けられています。

種類色主な役割
幹線バス青市内の主要エリアを結ぶ
支線バス緑地下鉄駅と周辺地域を結ぶ
マウルバス緑住宅街など、地域内を走る
広域バス赤ソウルと周辺都市を結ぶ
循環バス黄都心部などの一定のエリアを走る

青い幹線バスは市内の主要なエリアを移動するときに、緑の支線バスは地下鉄駅から少し離れた場所へ行くときなどに便利です。

マウルバスも緑色ですが、住宅街の細い道や坂道の多い地域などを走っており、支線バスよりも限られた地域を移動する際によく使われます。

色はバスの役割を示す目安です。乗車する便は、路線番号・停留所の位置・進行方向の3点で確認しましょう。同じ色、同じ名前の停留所でも、目的地へ行くとは限りません。

路線の色や役割、現在の運賃・乗り換え条件は、ソウル市公式の市内バス案内でも確認できます。

ソウル市内バスの料金

ソウル市内バスの基本運賃は、バスの種類によって異なります。

大人が交通カードを利用する場合の料金は、次のとおりです。

バスの種類基本運賃
幹線・支線バス1,500ウォン
マウルバス1,200ウォン
広域バス3,000ウォン
循環バス・一部の支線バス1,400ウォン
深夜バス2,500ウォン

バスを1回だけ利用する場合は、基本的に上記の運賃で乗車できます。ほかのバスや地下鉄に乗り換える場合は、利用距離などによって追加料金がかかることがあります。

詳しい料金は、ソウル市の交通料金案内をご確認ください。

バスに乗る前に準備しておきたいこと

交通カードを用意する

ソウルでは現金を受け付けない路線もあるため、T-moneyなどの交通カードを用意しておくと安心です。初めての旅行では、現金対応の有無を路線ごとに気にするより、交通カードを使うほうが乗り降りも乗り換えも分かりやすいと感じます。

乗るときにカードリーダーへタッチするだけで運賃を支払えます。地下鉄などへの乗り換え割引にも利用できます。

カードの購入場所やチャージ方法は、韓国のT-moneyカードの買い方・チャージ方法・使い方と注意点で紹介しています。

地図アプリで乗り場を調べる

バスに乗る前に、NAVER MapやKakaoMapで乗車する停留所と路線番号、降りる停留所を調べておきましょう。バスの到着予定時刻も確認できます。

特に注意したいのが、同じ名前の停留所でも、進行方向によって乗り場が違う場合があることです。

道路の反対側にある停留所から乗ると、目的地とは逆方向へ向かってしまいます。また、大きな道路では、歩道沿いではなく道路の中央に停留所が設けられていることもあります。

乗る前に、アプリで停留所の位置まで確認しておくと、間違えずに済みます。

韓国語の車内放送が聞き取れるか不安な場合は、降りる停留所もアプリに表示しておくと便利です。

バスの乗り方と降り方

ソウルの一般的な市内バスは、前のドアから乗り、後ろのドアから降ります。

1. 路線番号を確認して乗る

乗りたいバスが来たら、車両の前面などに表示されている路線番号を確認します。

同じ停留所には複数の路線が停車するため、番号を確かめてから乗りましょう。

2. 交通カードをタッチする

前のドアから乗り、運転席の近くにあるカードリーダーに交通カードをタッチします。

読み取り音が鳴ったら、画面に表示された運賃や残高を確認しましょう。

バスは発進や停車の際に揺れることがあるため、乗車したら席に座るか、手すりにつかまってください。

3. 降車ボタンを押す

降りる停留所が近づいたら、車内の降車ボタンを押します。

車内では次の停留所が案内されますが、韓国語に慣れていないと聞き取れないこともあります。

そんなときは、地図アプリで現在地を見ながら、降りる停留所まであといくつあるかを確認すると分かりやすいでしょう。

4. 乗り換える場合は降車時もカードをタッチする

バスが停車したら、後ろのドア付近にあるカードリーダーにタッチしてから降ります。

降車時のタッチが必要なのは、地下鉄や別のバスへ乗り換える場合です。バスに1回だけ乗るなら降車時のタッチは不要ですが、乗り換えを予定しているときは忘れずにタッチしてください。

乗り換え時にタッチを忘れると、割引が適用されず、次の乗車時に追加料金がかかる場合があります。乗り換えの有無を問わず降車時にもタッチする、と覚えておくと現地では迷いにくいでしょう。

ソウルの乗り換え割引の仕組み

ソウルでは、交通カードを使ってバスや地下鉄を乗り換えると、条件に応じて運賃が割引されます。

主な条件は次のとおりです。

  • 降車後、通常は30分以内に次の交通機関に乗る
  • 21時から翌朝7時までは、60分以内に乗り換える
  • 最大4回の乗り換え(合計5回の乗車)まで対象
  • バスでは乗車時と降車時に交通カードをタッチする

ただし、同じ車両や同じ路線のバスに乗り直す場合は、乗り換え割引の対象外です。

また、乗り換えが必ず無料になるわけではありません。

乗り換えを含む移動では、基本距離の10kmを超えた分について、5kmごとに追加料金がかかります。大人は100ウォン、青少年は80ウォン、子どもは50ウォンです。広域バスを含む移動では基本距離が異なる場合もあるため、遠距離を移動するときはソウル市の運賃案内で確認してください。

複数人でバスに乗る場合

ソウルのバスでは、1枚の交通カードで複数人分の運賃をまとめて支払うこともできます。

その場合は、カードをタッチする前に運転手へ人数を伝えてください。

ただし、複数人で乗り換え割引を受けるには、乗車・降車・乗り換えの人数が同じであることなどの条件があります。また、複数人分をまとめて支払った場合、地下鉄への乗り換えは割引の対象外です。

私は、初めての旅行なら1人1枚を用意するほうが分かりやすいと思います。人数を伝えて合算する手間がなく、地下鉄への乗り換えでも同じカードを使い続けられるからです。

バスを利用するときの注意点

飲み物や食べ物の持ち込み

ソウル市の案内では、使い捨てカップに入った飲み物や、軽い衝撃で中身がこぼれるおそれのある飲食物は、運転手が乗車を断ることがあります。バス車内で食べられるような、包装されていない食品も対象です。

特に、ふたのないカップやストローを挿したテイクアウト飲料は避けましょう。ふたを閉めたペットボトルや密閉できる水筒、持ち帰り用に箱詰めされた食品などは、ソウル市の例では持ち込み可能とされています。詳しくはソウル市の食品持ち込み基準をご覧ください。

旅行中に買った飲み物は、バスに乗る前に飲み切るか、ふたを閉められる容器に移すのが安心です。細かな判断は運転手に委ねられるため、乗車時にトラブルになりそうなものは避けるのが無難です。

渋滞を考えて時間に余裕を持つ

ソウルのバスは道路の混雑状況によって、到着が遅れることもあります。

特に朝夕の混雑する時間帯は、予定より移動に時間がかかる場合があります。ほかの交通機関に乗り換えるときや、時間の決まった予定があるときは、余裕を持って出発しましょう。

まとめ

ソウルの市内バスでは、路線番号だけでなく、乗り場の位置と進行方向を確認しましょう。色は路線の役割を知る手掛かりになりますが、実際に乗る便は番号と行き先で確かめるのが確実です。

乗車時は交通カードをタッチし、降りる停留所が近づいたら降車ボタンを押します。降車時のタッチは乗り換え時に必要なので、地下鉄や別のバスへ移る予定がある場合は忘れないようにしましょう。

地下鉄だけでは行きにくい場所も、バスを組み合わせると移動しやすくなります。初めて利用する場合は、事前に地図アプリで経路を調べておくと安心です。

※本記事は2026年10月時点の情報をもとに、ソウル市内バスを中心にまとめています。運賃や利用条件は変更される場合があるため、最新の案内をご確認ください。

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