久しぶりの韓国旅行、物価はどう変わった?2019年との違いと予算の考え方

韓国の物価を2019年ごろの感覚で考えると、旅行中の出費が予算を超えることがあります。比較するときは、韓国ウォンでの値上がりと、円に換算したときの為替の影響を分けて考えるのが大切です。

ここではソウルを中心に、韓国の物価と旅行予算の関係を整理します。後半の1日モデルは、旅行者全体の平均費用ではありません。物価と為替の違いを理解するための計算例です。

目次
  1. 韓国の物価を食費で見るときの注意点
  2. タクシーは基本料金だけで比べない
  3. 地下鉄・バスは正確な運賃で予算を組む
  4. カフェとお土産は、食事代と分けて考える
  5. 韓国の物価と為替の影響を分けて比べる
  6. 久しぶりの旅行で予算を見直す順序

韓国の物価を食費で見るときの注意点

外食価格は、同じ料理でも地域や店によって違います。韓国消費者院の価格情報サイト「チャムガギョク」は、相場を知る参考になります。ただし、個別店舗のメニュー価格を保証するものではありません。

例えば、韓国農林畜産食品部の2026年8月18日の説明では、ソウルのキンパ平均価格は2026年1月・5月の3,800ウォンから、6月には3,838ウォンとなっています。これは2026年6月の平均値で、訪問日にどの店でも同じ金額になるわけではありません。

農林畜産食品部の外食価格に関する説明(韓国語)

2019年ごろの「1万ウォンあれば一食は何とかなる」という感覚だけで決めず、行きたい店のメニューを先に確認しましょう。焼肉なら1人前のグラム数や最低注文数、食事の追加料金まで見ると、予算を立てやすくなります。

外食の平均値を比較する場合も、同じ地域・品目・量・調査月でそろえる必要があります。サムギョプサルの200g換算価格と、店に表示された150gの価格を、そのまま比べないようにしてください。

タクシーは基本料金だけで比べない

2019年のソウル一般タクシーは、昼間の基本料金が2kmまで3,800ウォンでした。現在は1.6kmまで4,800ウォンで、その後は131mごとに100ウォンが加算されます。

基本料金が上がっただけでなく、基本距離も短くなっています。同じ2kmの移動でも、低速走行時の加算がない単純計算なら、現在は約5,100ウォンが目安です。実際は渋滞や深夜割増などでも変わります。

ソウル市のタクシー料金案内

私は、タクシーを使う回数を減らすだけでなく、人数と荷物で選ぶのがよいと思います。1人なら地下鉄が安くても、複数人では差が小さくなることがあります。そのため、短距離なら乗り換えの負担も合わせて考えられます。

地下鉄・バスは正確な運賃で予算を組む

ソウル地下鉄の大人基本運賃は、交通カード利用で2019年は1,250ウォン、現在は1,550ウォンです(ソウル市の地下鉄運賃案内)。実際に払う交通費を考える際は、100ウォン単位へ丸めず、この金額と距離加算を使って計算しましょう。

地下鉄とバスを組み合わせる場合は、乗り換え割引の条件も関わります。使い方はTmoneyの購入・チャージと乗り換えの注意点で紹介しています。

カフェとお土産は、食事代と分けて考える

カフェは、チェーン店と個人店、注文するデザートなどで価格差が大きくなります。食費を考えるときは、朝昼夜の食事以外にも注意しましょう。コーヒーやケーキを何度か楽しむ分が、予算から抜けがちです。

お菓子も、箱の大きさや内容量、スーパー・コンビニの割引で購入額が変わります。「1+1」「2+1」の表示があっても、必要な数量と合わなければ出費は増えます。まとめ買いするときは、最終的に何個でいくらになるか確認してください。

韓国の物価と為替の影響を分けて比べる

物価の上昇だけを比較するなら、過去と今のウォン額を同じ為替レートで円換算します。当時の旅行と今の旅行で、円の負担がどう違うかを見るなら、それぞれの時期のレートで計算します。

以下は、元の記事で用いた参考額を残した計算方法の例です。統計上の平均旅行費や、2026年10月の実勢価格を表すものではありません。

  • 過去の1日予算モデル:31,500ウォン
  • 比較する1日予算モデル:43,000ウォン
  • 計算用の仮定:1ウォン=0.115円

両方に同じ仮定レートを使うと、約3,600円と約4,900円で、差は約1,300円です。ウォン額そのものの差が、円ではどの程度になるかが分かります。

一方、過去のモデルには「1円=10.74ウォン」と仮定してみます。比較するモデルの仮定は「1ウォン=0.115円」です。この場合は約2,900円と約4,900円になり、差は約2,000円です。

この差は、選んだ費目と換算条件によって変わります。「韓国旅行が誰でも1日2,000円高くなった」という意味ではありません。両替所やカードの実際の適用レート・手数料も、計算用の仮定とは異なります。

久しぶりの旅行で予算を見直す順序

まずホテル代と航空券を確定し、現地では食事・カフェ・移動・買い物を分けて見積もります。そのうえで、行きたい店の価格と利用する交通機関の運賃を確認すると、昔の印象だけで決めずに済みます。

旅行予算のすべてを現金にする必要もありません。カードと併用する場合の準備額は、2泊3日の韓国旅行で用意する現金の目安を参考にしてください。

韓国の物価を2019年と比べるときは、自分の使い方で変わった部分を探すのがおすすめです。旅費を一律に何割増しにするか、という目安にはしないほうがよいでしょう。

情報確認日:2026年10月22日。価格の集計時点と計算例の仮定は本文に記載しています。為替の例は現在の両替レートではありません。

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