ソウルの地下道は夜に注意?避けたほうがいい場所もある
ソウルの地下道には、夜になると人通りが少なくなる場所もあります。買い物や食事のあと、ホテルへ帰るときは少し気をつけたいところです。
ソウル駅周辺には、ホームレスの人たちが生活する場所もあります。過去には、外国人観光客が怖い思いをしたという報道もありました。
ホームレスの人がみんな危険というわけではありません。夜の移動では周囲の様子を見て、思わぬトラブルを避けることが大切です。
この記事では、ソウル市の資料や現地の報道をもとに、夜の移動で気をつけたい場所と対策を紹介します。
目次
ソウルでホームレスが見られる場所は?
ソウル市は2026年6月、ソウル駅や市庁、乙支路、永登浦などで、ホームレスの人たちを対象に巡回や相談などの支援を行っていると発表しました。
ここで挙げるのは、支援活動が行われている地域です。すべてが危険な場所というわけではありません。
ソウル駅周辺
ソウル駅は、以前からホームレスが集まる場所として知られています。駅前広場や地下道の出入口付近でも、寝具などを置いて生活する人たちの姿が報じられてきました。
ソウル駅は仁川(インチョン)空港からの空港鉄道やKTXが発着する、ソウルの玄関口です。韓国旅行で利用する人も多いでしょう。
それだけに、ソウルの顔ともいえる場所で、住む場所を失った人たちが厳しい生活を送っている現状は残念に感じます。
街の印象も気になりますが、それ以上に大切なのは支援と安全の両立です。生活に困っている人への支援と、市民や観光客が安心して歩ける環境づくりの両方が必要だと思います。
南大門(ナンデムン)地下道・市庁(シチョン)・乙支路(ウルチロ)周辺
ソウル駅以外にも、ホームレスへの支援が行われている場所があります。
ソウル市は2026年6月、南大門地下道や乙支路入口(ウルチロイプク)などを、ホームレスの人たちが利用できる移動入浴サービスの実施場所として案内しています。
このあたりは明洞(ミョンドン)や南大門市場からも近く、観光客が歩いて通ることもあるエリアです。
支援が行われているからといって、その場所の治安が悪いとは限りません。ただ、昼間はにぎやかでも、夜遅くなると人通りが減る道はあります。地下道に入る前に周囲を確認しておくとよいでしょう。
永登浦(ヨンドゥンポ)周辺
永登浦駅周辺も、ソウル市がホームレスへの巡回支援を行っている地域です。駅の近くには大型商業施設や飲食店があり、観光客が買い物に訪れることもあります。
駅周辺全体が危険というわけではありません。夜遅くにホテルまで歩いて帰るなら、人通りの少ない裏道よりも明るい大通りを選ぶほうが安心です。
ソウル駅周辺で報じられたトラブル
2025年6月2日、韓国の経済紙『韓国経済』は、ソウル駅周辺で外国人観光客や通行人がトラブルに遭った事例を報じました。
記事によると、外国人観光客が駅前でタクシーを呼ぼうとしていたところ、酒瓶を持ったホームレスの男性が近づいてきたそうです。そして、そばに置いてあったバッグを開けようとしたといいます。
観光客が止めると、男性は瓶を投げ、大声を出して立ち去ったと報じられています。
また、同年5月には、駅前で通行人が進路をふさがれ、蹴るような動作で威嚇されたため、警察に通報した事例も紹介されています。
いずれも駅前で起きたとされる出来事で、地下道内の事件ではありません。一部の人の行動をホームレス全体に当てはめるべきではありません。
それでも、観光客が怖い思いをしたという報道は気になります。夜はいつも以上に道を選んで歩いたほうがよいと感じます。
韓国の人も夜道は不安?
夜の一人歩きに不安を感じるのは、外国人観光客だけではありません。
韓国全体の13歳以上を対象にした2024年の社会調査では、夜に一人で歩くことに不安を感じると答えた人の割合は、女性が44.9%、男性が15.8%でした。
これはソウルの地下道について調べたものではありません。それでも、韓国で夜道に不安を感じる人は少なくなく、特に女性はその割合が高いことが分かります。
夜遅く歩くときに気をつけたいこと
次のような場所や状況では、無理に進まず別の道を選ぶことをおすすめします。
- 人通りがほとんどなく、薄暗い地下道
- 酒に酔った人が大声を出したり、通行人に絡んだりしている場所
- 通路がふさがれていて、通り抜けにくい場所
- 誰かにつきまとわれたり、進路をふさがれたりする状況
気をつけたいのは、相手がホームレスかどうかではなく、その人の行動や周囲の状況です。
夜遅くにソウル駅からホテルへ帰るとき、地図アプリに地下道を通るルートが表示されるかもしれません。その道が暗く、人通りも少ないようなら、少し遠回りになっても明るい大通りを選ぶほうが安心です。
途中で不安を感じたら、無理に進まず、人のいる場所まで引き返してください。わざわざ不安を感じる道を選ぶ必要はありません。
韓国旅行では夜の観光も楽しみの一つです。帰り道にも少し気を配って、安全に楽しんでほしいと思います。
怖い思いをしたらどうする?
誰かに追いかけられたり、暴力を振るわれそうになったりした場合は、まず相手から離れ、人のいる安全な場所へ移動してください。
韓国の緊急連絡先は、警察が112、消防・救急が119です。
韓国語でうまく説明できない場合は、日本語の通訳をお願いしましょう。駅名や出口番号、近くの建物の名前が分かると、現在地を伝えやすくなります。
また、韓国観光公社の1330観光通訳案内では、日本語で旅行中の相談や観光情報の問い合わせができます。電話・チャットの案内時間は韓国時間の7:00〜24:00です。
身の危険を感じた場合は、1330ではなく、まず112または119に連絡してください。
まとめ
ソウル駅周辺をはじめ、南大門・市庁・乙支路・永登浦などではホームレスへの支援活動が行われています。
ソウル駅前では外国人観光客が威嚇されたという報道もありました。ただ、ホームレスがいる場所をすべて危険と考える必要はありません。
夜遅くに人通りの少ない地下道を通らずに済むなら、明るい道を選ぶ。それだけでも、思わぬトラブルを避けることにつながると思います。
夜の観光も楽しみながら、安全に韓国旅行を過ごしてほしいですね。
参考資料
※2026年10月29日時点で確認した資料をもとに作成しています。地域の状況は時間帯や時期によって変わります。
