韓国旅行で黄砂やPM2.5が気になるときは?確認方法と持ち物

旅行の予定を立てるとき、気温や雨だけでなく、黄砂やPM2.5も気になるところです。

春には韓国にも黄砂が飛んでくることがあり、晴れていても空がかすんで見える日があります。また、PM2.5の濃度は春以外にも高くなることがあります。

以前、黄砂の多い季節に韓国を訪れたとき、遠くの景色が白っぽくかすんでいて、「自分の視力が落ちたのかな」と思ったことがあります。それほど見通しが悪く感じられたのを覚えています。

黄砂やPM2.5が気になるほど、遠くの建物がかすんで見えるソウルの街並み
黄砂やスモッグでかすんだソウルの街並み(2008年撮影)。写真:taylorandayumi/Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

特にソウル旅行では、景福宮や北村韓屋村など、屋外を歩く観光スポットも少なくありません。

この記事では、韓国の黄砂とPM2.5の違い、現地の大気情報を調べる方法、旅行に持っていくと便利なものを紹介します。

目次
  1. 韓国の黄砂とPM2.5は何が違う?
  2. 韓国の黄砂やPM2.5を確認する方法
  3. 黄砂やPM2.5に備えて持っていきたいもの
  4. 黄砂やPM2.5が多い日は観光をどうする?
  5. まとめ

韓国の黄砂とPM2.5は何が違う?

黄砂は、中国やモンゴルなどの乾燥した地域から、風に乗って運ばれてくる砂や土の粒子です。

春に多く見られますが、秋や冬に観測されることもあります。

韓国に住む知人たちも、黄砂の季節になるとつらいと話していました。その知人たちが日本に遊びに来たとき、「日本は空気がきれいだね」と言っていたこともあります。

もちろん、日本でも黄砂やPM2.5の影響を受ける日はありますが、知人たちの言葉は今でも印象に残っています。

一方、PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子のことです。自動車の排気ガスや工場などから出る物質に由来するもののほか、大気中の化学反応によってできるものもあります。

韓国のニュースや天気予報では、次のような言葉をよく見かけます。

韓国語日本語での意味
황사(ファンサ)黄砂
미세먼지(ミセモンジ)微粒子状物質。大気情報では主にPM10
초미세먼지(チョミセモンジ)PM2.5

韓国では「ミセモンジ」という言葉が日常的に使われています。日本でPM2.5という呼び方に慣れていると少し分かりにくいかもしれませんが、韓国の大気情報ではPM10とPM2.5を分けて表示しています。

黄砂の影響はPM10の数値に表れやすく、黄砂が発生していなくてもPM2.5の濃度が高くなることがあります。

そのため、旅行中は両方の数値を確認しておくとよいでしょう。

韓国の黄砂やPM2.5を確認する方法

旅行先の大気情報は、日本にいる間でも無料で調べられます。

旅行前に確認するなら、韓国環境公団が運営する「AirKorea(エアコリア)」が便利です。

AirKoreaで現在の大気情報を確認する

AirKorea公式サイト(英語)

ソウルや釜山、済州島など、地域ごとのPM10・PM2.5の観測値を確認できます。

英語版の「Current Air Quality」を開き、調べたい地域とPM10またはPM2.5を選ぶと、現在の大気の状態が表示されます。

韓国では、PM10とPM2.5の濃度をそれぞれ4段階に分けています。

大気の状態PM10PM2.5
좋음(良い)0〜300〜15
보통(普通)31〜8016〜35
나쁨(悪い)81〜15036〜75
매우나쁨(非常に悪い)151以上76以上

※単位:µg/m³(マイクログラム/立方メートル)。韓国の大気質の区分です。

「悪い」と表示されている日は長時間の屋外活動を控えることを考え、「非常に悪い」場合はできるだけ屋内で過ごすようにしましょう。

特に子どもや高齢者、呼吸器や心臓に持病のある方は注意が必要です。

旅行中にいくつもの情報サイトを確認するのは手間なので、AirKoreaをブックマークしておくと便利だと思います。

数値をすべて覚える必要はありません。まずは4段階の表示を確認するだけでも、その日の観光予定を考える参考になります。

黄砂の状況は韓国気象庁でも確認できる

黄砂について詳しく知りたい場合は、韓国気象庁の公式サイトも役立ちます。

韓国気象庁・黄砂情報

こちらは韓国語のページですが、黄砂の観測状況や衛星画像などを確認できます。

また、韓国気象庁の日本語サイトでは、韓国各地の天気予報を調べられます。

PM10やPM2.5の濃度はAirKorea、気温や雨の予報は気象庁というように、目的によって使い分けると便利です。

黄砂やPM2.5に備えて持っていきたいもの

特別な持ち物をたくさん用意する必要はありません。

次のようなものがあると、現地の状況に合わせて対応しやすくなります。

  • PM2.5などの粒子に対応したマスク:大気の状態が悪い日に備えて、数枚用意しておくと便利です。
  • メガネ:コンタクトレンズを使用している方は、目に違和感があるときのために持っていくと安心です。
  • ウェットティッシュ:外出先で手などの汚れを拭きたいときに役立ちます。

マスクは日本から使い慣れたものを持っていってもよいですし、韓国の薬局やスーパーなどで購入することもできます。

韓国では「KF80」「KF94」と表示されたマスクを見かけます。

KFは韓国のマスクの粒子捕集性能を示す表示で、KF80は一定の試験条件で80%以上、KF94は94%以上の粒子を捕集する性能が求められます。

ただし、数字が大きければ誰にとっても使いやすいというわけではありません。息苦しく感じる場合もあるため、顔にしっかりフィットし、無理なく着用できるものを選びましょう。

旅行中は長時間歩くことも多いので、性能だけでなく、着け心地も考えておきたいところです。

黄砂やPM2.5が多い日は観光をどうする?

旅行の日程が決まっていると、多少天気が悪くても予定どおり観光したくなるものです。

ただし、PM10やPM2.5が「悪い」「非常に悪い」と表示されている日は、屋外で過ごす時間を短くするなど、予定を調整することも考えましょう。

例えば、景福宮や北村韓屋村を歩く予定があるなら、空気の状態が悪い日は博物館や美術館、屋内のショッピング施設などを先に訪れる方法もあります。

韓国旅行では人気の観光スポットを一日にまとめて回りたくなりますが、屋外と屋内の予定を入れ替えられるようにしておくと、空気の状態が悪くなったときにも対応しやすくなります。

また、黄砂やPM2.5の濃度は日によって変わります。旅行の数日前に予報が悪くても、滞在中ずっと同じ状態が続くとは限りません。

春の旅行だからと必要以上に心配するよりも、出発前と当日の朝に大気情報を確認し、その日の状況に合わせて行動する方が現実的でしょう。

屋外から戻ったら手や顔を洗うなど、基本的な対策も忘れないようにしましょう。

まとめ

韓国旅行で黄砂やPM2.5が気になるときは、AirKoreaで旅行先の大気情報を確認できます。

特に春は黄砂が発生しやすいため、天気予報とあわせてチェックしておくと安心です。

マスクを用意し、空気の状態が悪い日は屋内観光に切り替えるなど、無理のない旅行を心がけましょう。

※この記事は2026年10月25日時点の情報をもとに作成しています。最新の大気情報は各公式サイトでご確認ください。

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