韓国旅行の交通カードはどれがおすすめ?Tmoney・WOWPASS・気候同行カードを比較【2026年版】
韓国の交通カードを1枚用意しておくと、地下鉄やバスでの移動が楽になります。ただ、Tmoney、WOWPASS、気候同行カード(Climate Card)と選択肢がいくつもあり、「結局どれを買えばいい?」と迷いやすいところです。
迷ったらTmoneyを基準に考えると選びやすいでしょう。一方、買い物の決済も1枚にまとめたいならWOWPASSが候補です。また、ソウルで地下鉄・バスを何度も使うなら気候同行カードを比較してみてください。
どれが一番優れているかではなく、旅行する地域と移動回数で向き不向きが変わります。私なら、料金だけでなく、予定が変わっても使い続けやすいかを重視して選びます。特に気候同行カードはソウル中心のサービスなので、釜山など別の都市にも行く人はTmoneyの方が扱いやすい場合があります。
※交通カードの情報は各公式案内を参照しています。特に気候同行カードの制度変更は、2026年10月22日に再確認しました。料金や販売場所、利用範囲は変更されることがあります。
目次
韓国旅行で比較しやすい交通カード3種類
韓国にはEZLカードなど、ほかの交通カードもあります。この記事では、日本からの旅行者が候補にしやすいTmoney、WOWPASS、気候同行カードの3種類に絞って違いを整理します。
| カード | 向いている人 | ポイント |
|---|---|---|
| Tmoney | 初めての韓国旅行、ソウル以外にも行く人 | 使った分だけ支払うシンプルな交通カード |
| WOWPASS | 交通と買い物の決済を1枚にまとめたい人 | プリペイド決済+Tmoney機能 |
| 気候同行カード | ソウルで地下鉄・バスを何度も使う人 | 対象交通機関を期間内に繰り返し利用できる |
「何回地下鉄に乗るかわからない」「ソウルだけでなく釜山にも行く」といった旅行なら、Tmoneyを選んでおくと予定変更にも対応しやすいです。
逆に、2泊3日ずっとソウル市内を動き回り、対象の地下鉄やバスを何度も使う予定なら、気候同行カードの3日券も比較する価値があります。
Tmoney|韓国各地で使いやすい交通カード
Tmoney(ティーマネー)は、韓国で広く使われているプリペイド式の交通カードです。残高をチャージし、地下鉄やバスのカードリーダーにタッチして運賃を支払います。
ソウルだけでなく、韓国各地の公共交通で使いやすいのが大きなメリットです。乗った分だけ残高から引かれるので、「元を取れるか」を気にせず使えます。短期旅行では、残高の払い戻しに手間がかかることも考え、最初は必要な分だけチャージするのが無難だと思います。
通常のTmoneyのほか、外国人旅行者向けにはTmoney Travel Cardもあります。公式価格は4,000ウォンで、交通利用に加えて提携先の旅行者向け特典が用意されています。
Tmoney Travel Cardの購入場所やチャージ方法、iPhoneで使う際の注意点は、韓国のTmoneyはどこで買える?買い方・チャージ・使い方を解説【2026年版】で詳しくまとめています。

WOWPASS|交通と買い物用カードを1枚にまとめたい人向け
WOWPASSは、外国人旅行者向けのプリペイド決済カードです。カードにはTmoneyの交通機能も入っています。そのため、買い物用と交通用のカードを1枚にまとめられます。
買い物では、ICチップを使ってWOWPASS残高から支払います。一方、地下鉄やバスではTmoney機能でタッチします。
ここで間違えやすいのが、WOWPASSの買い物用残高とTmoneyの交通残高は別という点です。WOWPASSへお金を入れただけで、その残高が自動的に地下鉄で使えるわけではありません。交通用のTmoney残高は別に確認・チャージします。
WOWPASS公式では、アプリで決済残高や履歴を管理できると案内しています。また、対応するスマートフォンならTmoney残高の確認・チャージも可能です。海外発行カードや電子決済を使ったモバイルチャージにも対応しています。
「韓国ではクレジットカードを使うので買い物用プリペイドは不要」という人なら、交通だけに使えるTmoneyの方がシンプルです。WOWPASSは一枚にまとめられる反面、買い物用と交通用の残高は別々に管理します。カードの枚数だけでなく、チャージを分ける手間も含めて選ぶのがよいと思います。
気候同行カード|ソウルの移動に便利な交通パス
気候同行カード(Climate Card/기후동행카드)は、定額制の交通パスです。選んだ期間中、対象の地下鉄やバスを繰り返し利用できます。
旅行者が使いやすい短期券は1・2・3・5・7日の5種類。短期券の料金は次のとおりです。
| 短期券 | 料金 |
|---|---|
| 1日券 | 5,000ウォン |
| 2日券 | 8,000ウォン |
| 3日券 | 10,000ウォン |
| 5日券 | 15,000ウォン |
| 7日券 | 20,000ウォン |
物理カードを初めて使う場合は、短期券の料金とは別にカード本体3,000ウォンが必要です。
たとえば2泊3日のソウル旅行で3日券を使うなら、初回はカード本体3,000ウォン+3日券10,000ウォンで考えます。地下鉄やバスに何度も乗る旅なら便利です。一方、徒歩やタクシー中心なら、Tmoneyで乗った分だけ払うほうが無駄を減らせる場合もあります。
気候同行カードはソウルの交通すべてが乗り放題ではない
ただし、ソウル周辺のすべての交通機関が対象ではありません。利用できる路線・区間が決まっています。
短期券の対象範囲は2026年10月1日から変更され、地下鉄はソウル市内の対象駅、バスはソウル市が認可した市内・マウルバスが中心です。郊外の駅や他地域のバスでは使えません。ただし、対象範囲内の駅から空港鉄道に乗り、仁川空港T1・T2で降りる場合は例外的に利用できます。空港駅から乗車することはできません。釜山など他都市での移動には、Tmoneyなど別の交通カードが必要です。旅行前にソウル市の公式案内で利用駅を確認してください。
短期券の対象範囲や使い方は、気候同行カードの料金・買い方・利用範囲も参考になります。
2026年は海外発行カードで買いやすくなった
2026年3月17日から、対象の新型券売機で海外発行カードが使えるようになりました。開始時の対象は、地下鉄1~8号線の273駅・440台でした。Visa・Mastercardなどで、気候同行カードの購入や短期券のチャージができます。
海外カードを使った購入・チャージには、ソウル市の案内で平均約3.7%のサービス手数料が示されています。対応していない券売機もあるため、すべての駅・機械で同じ条件と考えない方が安全です。
30日券は終了。旅行者向け短期券は継続
従来の30日プリペイド券は、新たにチャージできなくなりました。
ソウル市によると、30日プリペイド券のチャージは2026年8月31日に終了しました。最終利用日も9月29日で、現在は使えません。
一方、旅行者が使う1・2・3・5・7日の短期券は引き続き利用できます。短期旅行者は30日券の終了を理由に気候同行カードが使えなくなるわけではありません。
短期券はチャージした日から始まる
短期券は、チャージした日から利用が始まります。事前に好きな開始日を指定するタイプではありません。
1日券なら「チャージから24時間」ではなく、その日の最終バス・地下鉄までが利用期間です。夜遅くソウルへ到着する場合は、到着日にすぐ1日券を入れるか、翌朝から使うかを考えておくと無駄がありません。
韓国の交通カードは2泊3日ならどれを選ぶ?
移動回数がまだわからないならTmoney
初めての旅行で予定が固まっていないなら、Tmoneyが一番扱いやすいです。予定より歩くことが増えても、乗った分だけ支払うので損得を細かく考えなくて済みます。
ソウルで毎日何度も地下鉄・バスに乗るなら気候同行カード
明洞、弘大、聖水、江南などを1日に何か所も回る旅行なら、移動回数も増えます。その場合は、気候同行カードを比較する価値があります。ただし、利用予定の路線が対象範囲に入るかは確認してください。
現金や日本のカード以外の決済手段も持ちたいならWOWPASS
交通だけでなく買い物にも使えるプリペイドカードが欲しいならWOWPASSが候補です。特に海外発行カードが通りにくい店で使える決済手段を追加したい人には便利です。
一方、日本のクレジットカードを普通に使う予定なら、交通のためだけにWOWPASSを選ぶ必要はありません。
交通カードを使う旅行でも現金は少し必要
交通カードを使う旅行でも、少額の韓国ウォンは持っておくと便利です。Tmoneyの購入・チャージ場所によっては現金が必要になる場合があり、カード決済のトラブル時にも使えます。
2泊3日でカード払いをメインにする場合の現金額は、韓国旅行に現金はいくら必要?2泊3日の目安とクレジットカード事情を解説で詳しく整理しています。
旅行スタイル別・交通カードの選び方
- Tmoney:初めての韓国旅行、利用回数が読めない、ソウル以外にも行く
- WOWPASS:交通+買い物用プリペイド決済を1枚にまとめたい
- 気候同行カード:ソウル中心で、対象の地下鉄・バスを短期間に何度も利用する
迷ったまま出発するなら、無理に一番お得なカードを探す必要はありません。私は、数千ウォンの差を追うより、訪問地域・移動回数・チャージのしやすさを基準に、旅行中に迷わず使えるものを選ぶ方が納得しやすいと思います。予定変更に対応しやすいTmoneyを基準にし、条件が合えば気候同行カードやWOWPASSを選ぶ方法もあります。
よくある質問
Tmoneyと気候同行カードを両方持ってもいい?
問題ありません。ソウル市内では気候同行カード、対象外区間や別の都市ではTmoneyという使い分けもできます。ただし、カードが増えるので改札で取り違えないようにしてください。
気候同行カード3日券なら2泊3日で必ず得?
必ずではありません。3日券は10,000ウォンですが、物理カードを新規購入するなら別途3,000ウォンが必要です。地下鉄・バスの利用回数や距離、対象範囲によってTmoneyの方が安くなることもあります。
WOWPASSにチャージすれば地下鉄でもその残高を使える?
WOWPASSの買い物用残高と、内蔵されているTmoneyの交通残高は別です。地下鉄やバスを使うにはTmoney側の残高を用意します。
まとめ
韓国旅行の交通カード選びで迷ったら、最初はTmoneyを基準に考えるとシンプルです。地域を問わず使いやすく、乗った分だけ支払うため予定変更にも対応しやすいからです。
ソウルで地下鉄・バスを何度も利用するなら気候同行カード、交通と買い物用のプリペイド決済をまとめたいならWOWPASSが候補になります。
ただし、終了した30日券と、現在も使える旅行者向け短期券は別です。古い情報を見かけたら、どちらの券種についての説明か確かめてください。
参考リンク
- Tmoney公式「カードの使い方」
- WOWPASS公式「サービスガイド」
- 韓国観光公社「カードに関するすべて」
- ソウル市「Climate Card」
- ソウル市「気候同行カード短期券FAQ」
- ソウル市「従来の30日券の終了案内」
気候同行カードの制度変更の確認日:2026年10月22日。
